効果的に作用するNLPのフレームとは


さて、別に、
NLP自体が位置している、
大枠の、文化的なコンテクストについて、
書きました。

それは、
NLPの可能性を引き出し、
効果を的確にするためにも、
そのような基盤となるフレームが必要である、
という意味でです。
日本のNLP(神経言語プログラミング)は、なぜ退屈なのか

今回は、
より実技的な面に焦点を絞って、
セッションの中における、
NLPテクニックの使用について、
書いてみたいと思います。

前回、NLPとは、
「単なる心理学ツールの寄せ集めである」
としました。

そして、
NLPの各手法を
効果を出すように使うには、
その扱うフレームが、
とても重要となるとしました

そのことでの結論を、
さきに言うと、
まず、第一に、
それは、
セッション(ワーク)空間の
「現場性に根ざす」
ということなのです。

そこで起こっている出来事の、
膨大な情報空間に、
心身でまるごと、
感覚的に関わる、
ということなのです。

しかし、実は、
これは、表面的には、
NLPが売り物にしている要素と、
真逆の事柄となります。

NLPは、
誰もが、簡単な手続きで、
インスタントな効果を、
発揮できるというのが、
謳い文句だからです。
現場の感覚は、
あまり重視されないわけです。

しかしながら、
その現場感覚(現場情報)を欠くことが、
NLPが、
「効果が出ない」と言われる、
一番の要因を、
創り出している点でもあるのです。

現場で流通する、
膨大な情報の中にこそ、
NLPテクニックを、
活かすヒントも、
含まれているからです。

そのため、
ここでは、
リアルな効果の保証として、
現場性に根ざすことの必要性を、
あらためて、
確認しておきたいと思います。

その流動する情報の流れに合わせて、
NLPのフレームやテクニックを、
対象化して使うということなのです。

その枠組みの中ではじめて、
NLPテクニックも、
有効なものになっていくのです。


◆セッション現場という膨大な情報空間について

さて、
NLP講座の語り口では、
通常、あたかも、
NLPの整理によって、
パールズ、エリクソン、サティア等の天才が、
解き明かされたかのように、
解説されます。

しかしながら、
実際のところは、
その或る特定の部分を
抽出したというのが、
本来の正しい理解です。
暗黙知の一部を抽出し、
明示的な方法論(ツール)にした、
ということです。
そして、素人にも、
使いやすくしたということです。

抽出された、
道具類が、
そこにあるのです。
氷山の一角のようなものです。

冷静になって考えてみれば、
すぐに分かるように、
天才といわれる、
ミルトン・エリクソンの無数の弟子たちが
エリクソンほどには
治癒の成果を出してないということは、
わかると思います。
そのことで、
誰も責められていません。
それは当然だと、
人々に考えられているからです。

そして、
エリクソン自身が行なっていたことといえば、
現場での膨大な情報を、
クライアントとの間に発生、交流させ、
クライアントのプログラミングに、
影響を与えていくという、
全身的で、身体的な作法でした。

そして、
弟子や研究者が行なったことは、
エリクソンが、全身で行なっていることを、
任意の要素にわけて、ラベリングし、
ピックアックし、
その機構と働きを、記述するということです。

しかし、そこには、
当然、明示的に取りだせない情報が、
(それもクライアントに働く重要な要素が)
山ほどあるわけですが、
それは皆、フィルタリングされ、
落とされてしまうわけです。

喩えると、
音楽の採譜のようなことです。
楽譜にできない音楽の質性も、
世にはたくさんあります。

そして、
楽譜を見たところで、
その元の音楽が、
完璧に再現されるわけではないことは、
いうまでもありません。

NLPのテクニックも、
同じことです。
すべての要素が、
そこに在るわけではないのです。

しかし、また一方、
楽譜から、何かしらの音楽は、
再現したり、
創り出すことはできるのです。

それを、
生きた音楽にするのは、
今度は、
演奏家自身の課題です。

演奏家自身の持つ、
過去の現場(膨大な情報空間)で得た、
自身の経験値や、暗黙知、
そしてまた、イマジネーションが、
音楽を創りだすのです。

このことからも、
分かるように、
NLPを使う人は、
まずは、自分自身が
充分な現場的感覚を持ち、
その場での、
膨大な情報の流れを、
つかみ取れないと意味がないのです。

それは、たとえも
クライアントとしての体験としてでも、
良いのです。

ところで、
実際の多くのNLPスクールでの、
演習の風景とは、
あたかも楽器の演奏に慣れていない人が、
楽譜を見ながら、
いきなり、一音一音、
つま弾くような事態です。
音楽(曲)になっていないのです。

これでは、
感覚的にも、意味がよくわからないし、
そのNLPテクニックの本意(本質的な意味)さえ、
つかめないのです。


◆暗黙知と明示知の往還

そのため、
NLPテクニックを有効に
活かす道(方法)は、
素人でも簡単に使えるテクニックという、
宣伝文句とは、
実は逆の道です。

つまり、
ある程度の経験値、
暗黙知をつかんでいる人が、
その現場の膨大な情報空間の中で、
この場面なら、
「あのテクニックをアレンジして使うと、
面白いんじゃないか、効果的じゃないか」と、
過去の測定結果から、
使うやり方です。

そして、場に合わせて、
自分なりに編曲を変えて、
使ってみるのです。

その時にこそ、
NLPテクニックも、
活きて来るのです。

そのため、
NLPの資格を、
勢い込んで取ったものの、
使い方がよくわからず、
まったく使ってないという人は、
まずは、
ゲシュタルト療法でも、
コーチングでもよいので、
まずは、
自分の内的感覚や感情を働かす、
体験セッションを、
数多く経験してみることが、
必要なのです。

 

その内的感覚の、変容のプロセス、

もしくは、その小さなサイクル、

つまり、当スペースでいう、

「行きて帰りし旅」の感覚を、

少しでもつかんでいれば、

それだけでも随分と違います。

→拙著『砂絵Ⅰ: 現代的エクスタシィの技法』参照


そして、
心身の流動性が高まり、
内的感覚を測定したり、
トラッキングする感覚が、
育って来ると、
現場での、多様な情報の流れも、
見えて来て、
NLPテクニックを使う、
アイディアやイメージも、
少しずつ、
湧いて来るようになって来るのです。

単に、音を並べるだけではなく、
実際の、生きた音楽が、
流れはじめるのです。

 

 

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