セッション(ワーク)の実際 内容/展開について

【目次】

◆はじめに

①信頼できる、安全な、場の空間づくり

②扱うテーマを決める

③リラックスして、3つの領域の情報に、気づきをひろげる。
④欲求(感情)に気づき、探索し、焦点化する。
⑤欲求(感情)を深め、展開する。体感を通して解決する
⑥現実に、より着地(統合)する
 

◆はじめに


ゲシュタルト療法では、
「ワーク」と呼ばれる、
セッションがあります。
 
ゲシュタルト療法同様の、
米国西海岸系の体験的心理療法では、
クライアントとして、セッションをすることを、
多く「ワークwork(作業)する」と呼びます。
 
ワークは、
クライアント(来談者)の方と、
ファシリテーター(セラピスト)との、
相互のやりとりで、
進行するセッションです。
1セッションは、
大体、30分~90分かけて行ないます。
 
この章では、実際に、
ゲシュタルト療法のワークで、
どのような事柄が行なわれるのか、
について、
描いてみたいと思います。
(ワークの構造的な流れは
「ワークの過程と構造」をご覧ください)
 
ここでは、
ワーク(セッション)の中で、
クライアントの方が、
どのような内的体験をするのか、
また、それが何故、効果を生むのか、
について、
ワークの流れ/プロセスにそって、
描いてみたいと思います。

古典的なゲシュタルト療法は、
グループセラピーですので、
ワークを希望するクライアントが手を挙げて、
ファシリテーターと、皆の前で、
ワークを行ないます。
個人セッションの場合は、
クライアントの方とファシリテーターと、
二人だけで、
以下のようなことを行なっていきます。
 

 

◆気づきの力

 

ゲシュタルト療法のセッションでは、

クライアントの方は、

たえず、自分の欲求や感情に、

「気づく」ということを行なっていきます。

 

これは、「気づき」という機能が、

通常の意識や注意力に対して、

メタ(上位)的な働きを含め持ち、

それらを統合していく能力(働き)を、

持っているからです。

 

「『気づく』ことは、

クライエントに自分は感じることができるのだ、

動くことができるのだ、考えることができるのだということを

自覚させることになる。

『気づく』ということは、

知的で意識的なことではない。

言葉や記憶による『~であった』という状態から、

まさに今しつつある経験へのシフトである。

『気づく』ことは意識に何かを投じてくれる。」
(パールズ『ゲシュタルト療法』倉戸ヨシヤ訳、ナカニシヤ出版)

 

また、

「『気づき』は常に、現在に起こるものであり、

行動への可能性をひらくものである。

決まりきったことや習慣は学習された機能であり、

それを変えるには

常に新しい気づきが与えられることが必要である。

何かを変えるには別の方法や考え、

ふるまいの可能性がなければ変えようということすら考えられない。

『気づき』がなければ新しい選択の可能性すら思い付かない。

『気づき』と『コンタクト』と『現在』は、

一つのことの違った側面であり、

自己を現実視するプロセスの違った側面である。」
(パールズ『ゲシュタルト療法』倉戸ヨシヤ訳、ナカニシヤ出版)

 

セッションを通して、

クライアントの方は、

このような〈気づき〉の状態を、

まざまざと体験していくこととなります。

そして、

自分が、人生で、

刻々と新しい行動をとれる存在であることを、

深く痛感(納得)していくことになります。

 

 

①信頼できる、安全な、場の空間づくり

 

まず、ワークは、
それが行なわれる空間、
大切です。
この、場の空間づくりは、
第一には、ファシリテーターの役割です。
そのため、
通常、ファシリテーター(セラピスト)から、

クライアントの方へ、
以下のような事柄が、
明示的に説明されます。
 
守秘義務や、
その空間でのルール、
取り決め事項、
その場が信頼できる、
安全な空間であることの保証や、
(グループの場合は)
そのことを実現するための、
参加者への依頼事項などです。
 
ファシリテーターとしては、
これらの点を、
クライアントの方に、
信頼してもらえなくてはなりません。
 
逆に、クライアントの方は、
そのファシリテーターの存在(質)や、
その場への統制力が、
信頼に足るものであるか否かを、
自分の第一の指標とします。
 
さて、これらのことが、
なぜ、重要なのでしょう?
 
ワークが、
効果的に行なわれるためには、
クライアントの方にとって、
その空間(ワークショップ、セッション・ルーム)が、
「安心できる、守られた空間」であることが、
必須となるからです。
 
そうでなければ、
クライアントの方は、
リラックスして、安心して、
自分の心の底に、降りていき、
深い感覚や深い感情に、
気づいたり、
触れたりすることなど、
できないからです。
ましてや、話したり、
表現することなどはできません。
 

また、安心できる、

信頼できる空間であると、

クライアントの方自身が、

心の底から感じられたならば、

クライアントの方の中から、

ごく自然な形で、

変性意識状態(ASC)というものが、

現れて来ることとなります。

そして、

その状態は、

クライアントの方自身を

自然治癒のような形で、

癒していく、

セラピーの大きな下支えと

なるのです。

 

そのためにも、

信頼できる空間であるか否か、

というのは、

とても重要な要素となっているのです。


クライアントの方は、
この部分について、ぜひ、
ご自身の嗅覚や直観を信じて下さい。

 

 

②扱うテーマを決める
 
通常は、
ワークのはじめに、
クライアントの方は、
その場で、
扱っていきたいテーマを提出します。
 
テーマは、基本、
気になっていることなら、
何でも扱えます。
 
大体は、
ワークのとっかかりに、
クライアントの方が、
今なんとか対処したい、
心理的な苦痛や不快、

生活上の悩みを、
テーマに取り上げることが多いものです
 
・現在、抱えているの心の苦痛

・人間関係の悩み
・今、取りのぞきたい苦しみ
・最近、または昔から、気になっていること
・過去の苦痛な出来事
・今、人生の選択肢で答えが欲しいこと
等々です。

 

また実のところ、
クライアントの方自身、
自分の悩みが何なのか、
よく分からないといういことも、
多いものです。
 
そのため、
実際のワークの進め方としては、
今現在、クライアントの方が、
気になっていること(気持ち、出来事)を、
色々と話していく中で、
ファシリテーターが、
その話を受けて、
質問をしたり、課題を焦点化すること、
ワークのテーマを、
提案することも多いのです。
 
そして、
クライアントの方が、
それに興味を持ち、同意して、
ワークが進められるケースも、

よくあります。
 
ところで、
ゲシュタルト療法のワークでは、
以下に見るように、
「今ここ」の感覚に、
焦点化して、
そこで起こってくる欲求・感情を、
丁寧にたどっていけば、
必ず何らかの重要な心理的核心に、
たどり着くという、

考え方があります。
そこには、

クライアントの方の、
心身の持つ自然能力(治癒能力)への、
大きな信頼があるのです。
 

 

③リラックスして、3つの領域の情報に、気づきをひろげる。

さて、ここからが、
セッションの、
本編に当たる部分です。
大体のテーマや、
方向性が決められて、
クライアントの方の、
課題の内実を、
探索する段階になります。
 
基本、ワークの最中に、
クライアントの方が、
行なうことといえば、
心を静かに、
自分の中で起こって来る、
内的な感覚や、
欲求(感情)の動きに、
気づき続けることだけです。
そして、
気づいた事柄を、
表現していくことのです。

ファシリテーターは、
そのシェアを受けて、
さらに、その体験を深める、

さまざまな提案を、
行なっていくのです。
 
そして、
クライアントの方は、
ファシリテーターの提案に、
興味や好奇心が湧いた場合、
自分の心の表現として、
それが「妥当だ」
と感じられた場合に、
それらを、実際、
「行なって」みます。

「実験して」みます。
・よく感じてみたり、
・より気づきを当てたり、
・表現してみる
のです。
 
また、
気づいていくことに際しては、
心を研ぎ澄まし、
「3つの領域」(主に、内部領域、中間領域)で、
自分の中で起こってくる欲求(感情)を、
鋭敏に拾いあげ(ピックアップ)することが、
第一のすることです。
 
「3つの領域」とは、
ゲシュタルト療法が考える、
気づきの3つの領域のことです。

①まわりに見える、外部領域、
②肉体の中の感覚である、内部領域、
③思考や空想の行き交う、中間領域です。
(→「気づきの3つの領域」参照)
 
クライアントの方は、
たえず、
自分の内・外・中間で起こる、
感覚や感情のさざ波に、
気づきを、
向けつづけるのです。
 
ワークの際中、
ファシリテーターは、
しばしば問いかけます。
 
「今、何を感じていますか?」
「今、何が起こっていますか?」
「今、何に気づいていますか?」
 
クライアントの方は、
ワークの進行にあわせて、
さまざまな表現を、
試してみますが、
常に戻ってくるのは、
この点です。
 
「その感覚を、よく感じてください」
「その感覚に、よく気づいてください」
 
このようにも、
ファシリテーターは、焦点化します。
 
今ここで、
自分に起きている、
感覚や感情を、
まっすぐに、
ただ気づくだけでも、
私たちの統合(快癒)は、
グッと進んでいくのです。
 
自分の内的欲求(感情)に、
刻々、気づいていること、
そこに、すべての出発点(答え)が、
あります。
ゲシュタルト療法が、
「今ここのセラピー」と、
いわれる所以です。
 
さて、
このあたりを、
少し、細かく説明しますと…
 
ファシリテーターは、
要所要所で、
上記のように、
クライアントの方の中で、
起こっている、
欲求(感情)について、
問いかけと確認を、
行なって来ます。
 
クライアントの方は、
自分の感覚を澄まして、
3つの領域の、
さまざまな感覚チャネルでの、
欲求(感情)
に気づいていきます。
そして、
ファシリテーターに、
シェア(報告)をします。
 
▼肉体の感覚・欲求に気づく
→お腹のところに、しこりを感じます。
→肩が重くなったように感じます。
→なにか叫びたくなってきました。
 
▼視覚/イメージ/ヴィジョンに気づく
→子供のイメージが浮かびました。
→会社のオフィスが見えました。
→そこのカレンダーの風景が気になってます。
 
▼聴覚/声/言葉に気づく
→こんな言葉が思い浮かびました。
→こんなセリフが聞こえてきます。
→知り合い(親、友達、知り合い)が、こんなことを言ってます。
 
▼記憶に気づく
→こんな出来事が浮かんできました。
→こんな夢を思い出しました。
 
クライアントの方のシェア(報告)を受けて、
ファシリテーターは
感覚や感情への焦点化や、
その奥にある、
欲求(感情)を探るための、
さらなる焦点化を、
提案していきます。
 
この繰り返しの中で、
ワークは、進んでいきます。
そして、
これらのプロセスを通して、
クライアントの方の、
自己の内部への潜入が、
どんどんと深まっていくのです。
 

 

④欲求(感情)に気づき、焦点化する

このような、
相互のやりとりを通して、
ワークが進んでいきますが、
クライアントの方の、
欲求(感情)への
探索がある程度深まっていくと、
やがて、
少し強い欲求(感情)の塊りに
たどり着くことになります

色々と感じていた、
表面的な感覚よりは、
少し重くて、
核なる感覚(欲求、感情)に、
行き当たる感じがします。
 
これが、
クライアントの方が、
なかなか意識的につかまえられない、
未完了の体験や、
未完了のゲシュタルトと関連した、
欲求(感情)であることが、
多いのです。
厳密にいうと、
未完了のゲシュタルトや、
未完了の体験は、
層状に重なっているものなので、
その塊の表面に、
たどり着くという感じです。
 
ゲシュタルト心理学では、
生体(心身)にとって、
緊急の、必要な事柄が、
「図」となって、
知覚の前景に現れて来ると、
考えます。

実際、
ワークの流れでいうと、
(生体というものは、
よくできたもので)
未完了の体験につながる、
欲求(感情)というものは、
それに関連する欲求(感情)を、
刺激されると、
あたかも異物を吐き出すかのように、
肉中の棘を排出するかのように、
未完了の体験(ゲシュタルト)を、
感覚の前景に、
押し出して来るのです。
おそらくは、
生体の持つ、
蠕動運動のためと思われます。
 
そのような時も、
ファシリテーターは、
クライアントの方に、
その欲求(感情)に、
焦点化して、
留まってもらうことを提案します。
 
クライアントの方は、
その焦点化された、
その強い欲求(感情)に留まり、
その意味を探ります。
考えるのではなく、
感じ、気づくのです。
その感情が、
放つエネルギー感覚を、
充分に感じてみます。

すぐには、
その感情の意味(真意)は、
分かりません
その感じ・感情に焦点化し、
心を澄まし、
「待つこと」が必要です。

留(とど)まり、
待つことです。
 
すると、
不思議なことに、
「その感じ・感情」が、
ふと、わずかに、
軽い変化を起こします。
少し緩まり、
次元が、
深まるような感じがします。
シフト(変換)が起こるのです。
そして、
何かの意図(意味)が感じられます。
 
最初、
自分と接点がなく、
違和(異物)感としてあった感覚が、
自分と同調をしはじめて、
つながりができます。
微細な情報(意図)が、
伝わってきます。
エネルギーが流れはじめます。
 
その感情の正体が、
わかると、
深いところで、
エネルギーが流れます。
肉体的に少し弛緩が起こり、
小さなアーハ体験が訪れます。
何かが、
「わかった」感じがするのです。
 
そして、
その欲求(感情)を、
外に表現を、
してみるのです。
すると、
さらに深い納得が、
身体の感覚として、
得られていくのです。
 
そして、
クライアントの方は、
その体験内容を、
ファシリテーターに、
シェア(報告)します。
 
すると、
ファシリテーターは、
それらを受けて、
さらなる次の焦点化と、
提案を行なっていきます。

その結果、
このような深まりと、
小さなアーハ体験が、
繰り返されていくのです。

そして、
未完了の体験の、
核心に向かって、
探索が、進んでいくのです。


◆ゲシュタルト療法の介入技法の意味

 (心を可視化する)
 
ところで、
ゲシュタルト療法といえば、
心理療法の世界では、
「エンプティ・チェア(空の椅子)の技法」や、
「身体の動きを使った技法」など、
比較的派手な?技法が、
イメージされがちです。

これらの技法は、
そもそも、
何を狙ったものかといいいますと、
上で見たような、
欲求(感情)に潜む情報を、
より明確に焦点化し、
増幅するために、
行なわれるものなのです。
 
通常、私たちは、

悶々とした、
さまざまな感情の混然一体化した、
葛藤状態にあり、
その感情の内訳(明細)を、
あまり明確にとらえられていません。

また、
ワークの最中においても、
さまざまな感情が行き交い、
感情的な混乱が起こり、
これが、
とらえにくくなる場合もあります。
 
そのため、
内的な欲求(感情)探っていても、
その内奥にあるものを、
的確に取り出すことが、
なかなか難しいのです。
 
そのような時に、
技法的な工夫によって、
「心を可視化」するのです。

クライアントの方の、
欲求(感情)を焦点化したり、
切り分けたり、
整理したりするために、
各種の技法を使うのです。
 
【例】
 「その感覚(気持ち)はどんな姿(形、色、感触、冷熱、硬軟)をしていますか?」
「その感覚はなんと言っていますか?」

「からだのその部分は、なんと言っていますか?」
「たとえば、この椅子に、その○○という気持ちを置くことができますか?」
「ここに置いたその気持ちは、どう見えますか?」
「たとえば、○○と言ってみる(表現してみる)のはどうですか?」
「実際に、そう言ってみると、どんな気持ちがしますか?」
 

といったような具合です。

このようにして、
欲求(感情)に、
感覚(身体)的な実体性を、
与えることにより、
心の姿を、
より明確にとらえて、
取り出すことが、
できるようになるのです。

 

また、
その欲求(感情)を、
表現して、
さまざまな欲求(感情)同士の対話や、
交流を、
図ることもできるのです。

このことが、
心理的な解決と統合に、
決定的に作用するのです。

 

 

⑤欲求(感情)を深め、展開する。

体感を通して解決する
 
さて、通常、
クライアントの方の中で、
気づきが得られ、
感情のシフトが起こり、
小さなアーハ体験が起こった後でも、
また、その下に、
さらに別の欲求(感情)が、
残っているものです。

それらの、
未完了な欲求(感情)が、
解決される(無くなる、答えが見つかる)までを、
ひとつのセッション(ワーク)の、
目標とします。

ところで、
人間の場合、
欲求(感情)や、
未完了のゲシュタルトは、
層状に積み重なって、
抑圧の構造となっています。

そのため、
ある欲求(感情)に、
気づきと表現を得て、
エネルギーが解放されると、
その下から、
次の欲求(感情)が出て来るのです。

そのため、
欲求(感情)の皮むきを、
どんどん行なっていくのです。

この繰り返しにより、
層状の欲求(感情)を、
より深くまで、
探索していけることとなり、
クライアントの方の、
より深い問題解決と、
解放を実現することができるのです。

この深まりの深さが、
通常のカウンセリングや、
コーチング、NLPなどと較べた場合の、
ゲシュタルト療法の、
効果の秘密なのです。

また、

このような自己の感覚に、

深く没頭し、沈みこむ過程で、

クライアントの方は、

軽度な変性意識状態(ASC)に、

だんだんと入っていきます。

それがゆえに、

普段、気づけないことに気づけたり、

普段行なわないような表現を、

実験的に行なえるようになるのです。

また、変性意識状態(ASC)自体が、

心の深層にある治癒プロセスを、

活性化していくことにもなります。

クライアントの方を、

治癒の深みに、いざなっていくのです。

 

そして、

これらのプロセス全般のゆえに、

ゲシュタルト療法が、

単なる悩みや問題解決に終わらない、

想像力や創造力を、

自己の内部から引き出せるスキルに、

なつている所以なのです。

(変性意識状態に入るスキルを、

だんだんと身につけていくからです)

 

ところで、また、
クライアントの方は、
ファシリテーターの提案で、
気づいたことを、
「心身で、体感を通して」
表現していきます。

このことが、
クライアントの方の、
問題解決の際には、
決定的に重要な力となります。

このような、
深い気づきを、
実際に、

物理的に表現することは、
心身の深い部分に、
即物的に作用します。

身体動作を通して、
その体感的なエネルギーを通して、
内部(無意識)の情報を、
書き換えられるからです。

そのため、
要所要所で、
ファシリテーターは、
クライアントの方の、

物理的な表現を、
促していきます。
れが、
とても重要な効力を持つからです。

そして、
このような、
気づきと表現と、
アーハ体験を繰り返す中で、

やがて、

そのうち、
ひとつ大きく、

感覚的に、
腑に落ちる段階に、
到達します。

 

その地点で、
ひと塊の、
葛藤や未完了の体験が、
解決(解消)されるのです。

そして、
クライアントの方の、
苦しみの軽減、
カタルシス、
充実と着地感とをもって、
そのセッション(ワーク)は、
終了していきます。

 

 

⑥現実に、より着地(統合)する
 
セッション(ワーク)の、
最後の段階では、
クライアントの方の、
深い部分から出て来た、
(まだ柔らかい)
新しい欲求・感情や、統合感を、
日常生活で、
充分に活かしていけるか、
確認を取っていきます。

変性意識状態(ASC)の中で、

とらえられた、

その欲求(感情)感覚が、
きちんと活かされるように、
調整活動をとります。
 
新しい欲求(感情)は、
今までの心の態勢の中では、
理由あって、
抑圧されていた自我の、
要素を含んでいます。
 
そのため、
その新しい欲求(感情)が、
しっかりと守られ、
既存の日常生活の中でも、
新しい力と、
居場所を持つことが、
大切なのです。
 
そのため、
セッション(ワーク)の最後の場面では、
時間をかけて、

変性意識状態(ASC)から抜け出ていくとともに、

新しく表出された欲求(感情)と、
既存の欲求(感情)との、
現実感ある統合を確認していきます。
 
具体的な手法としては、
(グループの場合などは)
巡回対話の技法など多々ありますが、

長くなるので、
ここでは、省略しましょう。
 
さて以上、
単純化して書きましたが、
セッション(ワーク)の、
中核的なプロセスは、
このような要素をもって、
進みます。
 
しかし、
セッション(ワーク)の風景を見ると、
クライアントの方の、
さまざまな想いや、
感情を探索しつつ、
寄せては返す波のように、
行きつ戻りつしながら、
手探りで、セッション(ワーク)は、
進んでいくのです。

しかし、
漂流しつつ、展開する、
そのプロセスの核心には、
クライアントの方の、
貴重で、パワフルな、
創造力の智慧が、
必ず待っているものなのです。


 

 

 【第一部 ゲシュタルト療法関連】

ゲシュタルト療法【基礎編】

ゲシュタルト療法【実践・技法編】

ゲシュタルト療法【応用編】

「セッション(ワーク)の実際」

体験的心理療法

NLP 普及・効果・課題

 

【第二部 気づきと変性意識】

変性意識状態(ASC)とは

「英雄の旅」とは

禅と日本的霊性

野生と自然

 

【第四部 当スペース関係】

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